■ NAPT(IPマスカレード)って何?
Network Address Port Translation の略で、少し前までは IPマスカレード ( IP Masquerade ) と呼ばれていました。
ちなみにNAPTについては今まで正式用語がなく、各社が独自の呼び方をしていました。
IPマスカレードという呼び名は、[ メルコ ] [ アイ ・ オー ] [ LINKSYS ] [ YAMAHA ] 等が主に使用していた呼び名です。
この技術もNATと同じくアドレス変換機能のための1つです。
※ NATについてはこちらを参照してください。
NATと異なるのは、ローカルIPアドレスとグローバルIPアドレスを [ 複数 : 1 ] で変換することが可能な点です。
これを使用すれば、グローバルIPアドレス1個だけで、複数のコンピュータを同時にインターネットに接続することが可能になります。
ダイヤルアップルータのほとんどにはNAPT機能が使用されていますが、無限台数的に同時接続が可能という訳ではありません。これは、セッションの最大割り当て数が256個という決まりがあるためで、多く見積もっても最大30台程度で限界です。帯域を考慮した場合では、快適に (我慢して?) 使用できるのはさらに半分程度になります。
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